本日は、エアコンの冷房の効きが悪いとのことでI邸へ伺いました。
2階のエアコンの室外機(2台)が狭地に設置されていました。
若干嵩上げはされているものの隣地との境界のフェンスが全閉タイプのため、熱風がこもってしまい
背面も壁との空間がほとんどないため高圧遮断による保護装置が作動し、冷房運転しても部屋が涼
しくならずにとまっていたと思われます。
本来ならば、配管を延長して他の広い場所に移動するか壁かけ架台にするべきでしょうが、移動できる
場所には1Fの室外機があり、サッシの兼ね合いや作業条件をふまえ室外機を2段置き架台の上段にの
せ、風向板を取付ける提案をさせていただき、後日作業させていただきました。
まずはポンプダウンをして、手前の室外機をはずしておき、奥の室外機から架台に移設しました。
高さが変わるので、長かった化粧カバーを切り冷媒管を加工し直して接続
真空引きをして、手前の室外機の設置作業へ
写真に写り込んでる後ろ姿は、架台下に置くスライドブロックをサンダーで加工してまーす。
スライドブロックの長さが40cm、基礎とフェンスのブロックの空間も40cm、ぴったりすぎて
はいりません。(奥も同じ条件だったので、躊躇なくやってます)
手前の室外機の移設も完了
上から見るとこんな感じです。
背面の空間が確保され、風向板の取り付けで風がこもらなくなり、小雨でさほど暑く
ない日でしたが、冷房試運転では運転圧力も安定していました。
猛暑日も問題なくのりきれればよいのですが・・・
室外機の周りは風通りよくしておく必要があります。
設置には問題なくても、ついつい前面の吹出しをふさいだり、背面に物を置いていませんか?